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メッシュ化

今、メモリボのデータ作りをしてますが、中小企業政策の勉強中で、取引構造のメッシュ化を入力した
教科書では「多数の取引先との薄く広い多面的な取引」と定義してあるけれど、実際、製造業にいた者としては実感できる内容ですね
でも、この言葉から本質はわからないと思う
だからこう付け足した
「取引先は増えるけれど、売上は減っている」
企業によっては、実際こうかもしれない
「取引は増えたけれど、利益は減った」

僕が働いていた会社でもそうだった
たとえば、実際の話で、僕が働いていた会社は零細企業だったけれど、昔なら大企業の営業マンが来るなんて考えられなかったのに、ここ数年、大手製鉄メーカーの営業マンが上司と共に新素材の売り込みに来るということもあった

いちおう、僕が開発リーダーだったから僕が応対していたけれど、昔だったら、大手製鉄メーカーの担当者ではなく、そのメーカーの販売先の商社のいちばん下っ端が来ていて、えらそうに話をしてコーヒーをずずずっと大きな音を立てて飲んで帰っていったのに、それが最近では巨大メーカーの営業の上司まで、商社のえらいさんと共に話をしに来てくれるようになっていた

なぜそうなったかというと、それほど取引先が少なくなったことと、零細企業であろうと新たな開発案件があれば、少しでも売上アップになるからと血眼になっているから

また、大手商社でさえもわざわざうちにやってきていた
零細であろうと、技術さえあればいい、って言い切ってました
昔は「零細は相手にしない」が鉄則だったのに


余談ついでに書けば、ほんといろいろな開発をしたものです(だから大きいところが新しい材料とかの話を持ってきてくれた)
今でも特許とか実用新案とか残っているけれど、僕が限界を感じて辞めたときに、引き継ぎをしてくれた会社にすべてのそういったパテントがらみのノウハウを提供した
そのときに、大手商社とか大手製鉄メーカー、樹脂メーカーなどの名刺を見せて、それぞれの会社に連絡を入れたら、取引の幅や、取引先の大きさに、仕事の引き継ぎをした人がびっくりしてました
(その人はスカウトもしてくれたけれど、同じ業種というのもどうかなという気持ちもあったし、長年働いておられた初老の社員さんのことを考えたら自分一人いい目にあうのもどうかとおもって、結局おことわりをしました)

それを思うと、もうすこし仕事をがんばれたかなと思うこともあります
でも、「人・物・金・情報」のうち、一番大切な要素の人がいなかった
町工場で、高度なことをやっても、それをかわりにやってもらえる人がいなかったら、それ以上前にはすすめない
すすめないということは、時代の流れに残されるということ
海外の安価な製品との競争に勝つための製品開発だったけれど、いつまでも自分一人で開発・営業・製造は続けられず、人の2倍以上働き続けて、このままでは自分が壊れるのがわかったから、会社を辞め、今こうして勉強をする身分になってる


メッシュ化は、「多数の取引先との薄く広い多面的な取引」でもいいけれど、実際は、「海外生産で大量消費をするメーカーが国内不在となり、わずかに残った国内需要に、各企業の営業マンが生き残りをかけて必死に奪い合いをした結果、発生した取引」と考える方がなんだか僕にはしっくりくる気がします
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